構造を理解すれば、あとは応用するだけだ。このブログは、その仮説を証明するために設計した。
九九は覚えられる。では、繰り上がりは?

画像出典:北海道新聞社
元小学校教員の平山さんは、こう警鐘を鳴らしています。九九の暗唱はできても、繰り上がりのある足し算ができない子どもが増えている、と。
暗記と理解は違います。形を覚えることと、構造を知ることは違います。九九を言えることと、なぜそうなるかを知ることは、まったく別の話です。
構造がわからないまま暗記だけで進むと、応用が利かなくなります。数字が変わっただけで、解けなくなる。それは能力の問題ではなく、入口の問題です。
脳は直観が先に動く

人の脳には、速い思考と遅い思考があります。直観的に処理するものと、論理的に考えるものです。
算数でいえば、構造がイメージできている子は直観で動けます。九九を暗記しているだけの子は、毎回ゼロから論理を組み立てなければならない。これがワーキングメモリの負荷の差です。
構造を直観で理解できれば、思考のリソースが解放されます。難しい問題に使えるエネルギーが残ります。
四則演算の構造を図で見る

○の形を色の個体で分けて数えると足し算になる。□のハコに○を3個ずつ入れると掛け算になる。□と○のハコから減らすと引き算になる。全部の○を□に割り当てると割り算になる。
これが構造です。数字ではなく、操作として見ています。
3つの箱に同じ数が入っている。それが掛け算の直観的な構造です。数式を覚える前に、この絵が頭に入っていれば、九九は暗記ではなく理解になります。
だから、このブログは四則演算で設計した
足す・引く・掛ける・割る。この4つの操作は、算数だけのものではありません。思考の操作として、大人の生きづらさにも、判断にも、知識の変換にも、同じ構造が現れます。
このブログの4つのレイヤーは、その証明です。
- 割り算の起源|Layer 1:生きづらさを分解する
- 掛け算の起源|Layer 2:知識を実践知に変換する
- 足し算の起源|Layer 3:前提に条件を足して崩す
- 引き算の起源|Layer 4:削ぎ落として納得に至る
その先にある話
大人がこの構造で思考できるなら、子供にも届くはずだ。そう考えて動いているプロジェクトがあります。99プロジェクトについて →

